マチダタイムス別館

　人によっては待望のＳＣＯＯＯＰ復刊である。
　で、マチダ評は正直いまいち。目隠しメイン奉仕（陵辱？）プレイ、大乱交、レイプ、ぶっかけ。定番どおりと見る人もいるだろうが、新味なし。さらに90分で「to be continued」が出てこの価格(￥13800）はふざけてんのって感じ!!（いまいちどころか、いきなり滅多切りなんですけど(ー_ー)ゞ
　ここでちょっと書こうと思ったのは乱交撮影の難しさである。

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　今作スクープ12の乱交ははっきり言って失敗している。最大の原因は場所選択と照明。Ｍaさんのページに都内の発展場で公開撮影が行われた模様がレポートされてたけど、それを読んで失敗してんじゃねーかなーと思ったらそのとおりの出来でびっくりした。
　まず、どういう思惑があったのかわかんないけど中途半端に撮影を公開するんじゃねー。モデルの集中力を殺ぐだけじゃないの。モデルだって普通まったく関係ない人に見物されてて盛り上がるわけない。さらに言えばその発展場狭すぎ！何のためにわざわざ発展場でやったのかわからん。見る限りホテルのシングルくらいの広さしかないし変な障害物があってみにくい！しかも中途半端に暗い！
　大乱交をまじめに企画するなら、下手な発展場を使うより、ホテルのスイートをとりなさい。或いは人数で勝負するなら体育館みたいなだだっ広いところに一般参加者100名くらい集めて絡ませなさい。今回のこの場所設定が経費節約のためならあまりに情けない。同じ発展場大乱交でもスクープ8の大乱交は広々としたジムのような場所で明るい陽光差し込む中、撮影されてるのでずっと見やすいし内容も濃い。雲泥の差というか月とすっぽんと言うか。
　サーフサーフレボリューション7が発売になって、こちらはまずまずの出来で安心できるノンケ天真爛漫エロに仕上がってるんですけど、惜しいことに挟み込まれる４Ｐにすごく散漫な印象を持った。絡んでるんだけど一人あぶれてる感がどうしても・・・。あのー、僕何したらいいんでしょ？って言う男の子の所在無さが伝わってきてやるせない。しかもメインのマサト君以外は普通の男の子たちだから華がない。でも、割と「公平に」撮影・編集がなされちゃうもんで、カメラはあっち行ったり、こっち行ったり、どこに注目していいのかわからなくなってくる。
　逆に近作では夏にプレビュー書いたノンケトリプルオルガスムスや、ワイルダー5（ワイルダーは１（ＤＶＤは完全版）がとにかくgood!)、さらに爆裂アナル7の雄太を7人のファンで囲むなんて企画は乱交撮影に非常に成功している。

　乱交は言葉面づらは派手だが、その実かなり地味なプレイである。大体、人間、ペニス、上の口、下の口、右手、左手、とどんなにがんばってもセックスで積極的に駆使できるパーツは最大5箇所。たとえば5人のモデルがいて5人全員がそのパーツを駆使して全員気持ちよく絡み合ったとしても、どうしても2次元じゃその気持ちよさ（？）を伝えきれないのよ。３Ｐならまだ上の口でマラを咥え、下の口はマラで塞がれるというありがちの構図を容易に描ける。でも、4人以上は、おサルのクリップをただ長くつないでるだけみたいで、実は大差ないんだよね。4連結、5連結の洋物ビデオ見たことあるけど、これはもはやセックスじゃない。30人31脚とか中国雑技団の柔軟演技とか、おお、すごいとは思うけど興奮はしないし、残念ながらそういう願望もない。

　それでもその言葉ヅラを信じて、よい複数を撮影するためにはメインモデルをきちんと決めなきゃいけないのよ。なのに、それをしてない中途半端な複数作品は３Ｐですら散漫で失敗してることが多い。

　思えば、メインを目隠しして何人もの男がそれを、徹底的に犯し倒すような方式もともとは元祖がスクープ1なんだよな。なのに当のコートがすっかりその基本を忘れちゃってるんだもん。撮影ノウハウってこうも受け継がれないもんなのか？
　病者の息の根止めるみたいで、私も最近あんまコート批判したくないんだけど、苦しいときの看板ブランド頼みで復活させたはいいけどこのグレードじゃ、ますます自分で自分の首絞めるわよ、ほんとに。（一応がんばってとは思ってるんだけどねえ。やる気のない子を応援するほど私は忍耐強い母じゃないのよ）アー、情けない。

　ということで多分、この記事が今年最後になりそうです。マチダタイムスならびに即決オークションの本年のご愛顧、ご愛読を心から感謝いたします。皆様、よい新年を迎えられますようお祈りいたします。(一応ご挨拶）