マチダタイムス別館

　今年は暖かいですね。あまり冬の感じがしない。東京は今、雨がふっています。昨年の今頃は入院してたなあと思って少々感慨深い2月です。2月ってあんまり相性が良くない。縁起が悪いんでとっとと過ぎてほしい。元気に毎日を送れるって偉大なことだなあ。
　
　で、唐突ですけど（いつも唐突）久々にビデオ批評（批判?）やります。
　つい今しがたコートの最新作　Number10を見たのさ。先週出たばっかり。
で、売る立場的には言いたくないんだけどサー、この際いうよ。（商品説明では無難なことしか書かないけどm(_ _)m）
コートスタッフどうにかしろよ、ひどすぎだぜ。

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　モデルは悪くないんだよ。メインのラクロス君なんかかなり高得点。それに私が絶賛したＥｘ１１（ｊａｐａｎ１ｓｔも）のメインの学生が久々に出演してる。で、メインの絡み役をまたしても太陽と息子ビーンメインの台湾モデルが務めてるんだけど、なぜ彼にさせる？？近作Numberの質を下げてるのは間違いなく彼への演出不足だ。酷な言い方だがもっと言えば彼の力不足だ。そもそもやる気のないネコ体質のモデルにタチやらすキャスティングが間違ってんだよ。Number8くらいからこのパタンが続いててまだ改めないのが本ト不思議。せっかく作りあげたNumberのブランドイメージぶち壊す気か。何度も言う。モデルは最高、スタッフは最低。そう言う作品です。カメラワークも編集も下手。モデル最高、撮影最低と言うのはかつてのＤＡＮＫによく聞かれた評価だけどその比じゃないよ。実にもったいない。

　近作コート作品が抜けない理由：モデルが感じてないから。いやいやセックスしてるのが見ててわかる。あー、早いとこイって、ギャラ貰って帰ろっ!男にしゃぶられるなんてきしょいよ、帰り、池袋のピンサロ行こうかな、みたいな・・・モデルにそういうだるだる感を与える最大の理由は撮影のセックスがオナニーほどにも気持ちよくないんだよ。痛くもない。怖くもない、緊張感もない。そんな他人の手を借りたバイトのマグロセックスなんか、女子高生がブルセラショップにパンツを売るくらいくだらないことだ。結局抜けるビデオと抜けないビデオの境界と言うものを今のコートスタッフは理解してない。これはコート近作すべてにおいて言えることだ。コートＷＥＳＴ?お笑いだぜ。規模だけ大きくして、発売点数増やして、質が下がる。人材不足が如実にわかる。それが今のコートの実情だ。本来狙ってほしいのはモデルの表情、今まで味わったことのない恍惚と羞恥、苦痛と興奮がモデルのその後の人生をも変えてしまうほどの（ぶっちゃけノンケをホモにならしめるほどの、セックスの奴隷に成り下がらせるほどの）快感を与えなければ意味がない。その点、台湾人の彼はネコであるというだけでもNumberのタチ役には不適格。ネコにタチが出来ないといってるわけではないよ。でも、彼は明らかに「仕事」でセックスをしている。感じさせようと言う野望もなければ、そのモデルに興奮しているわけでもない、ましてやモデルへの愛情もない。これでまともなセックスできるわけないじゃん。お前はやる気のないピンサロ嬢か!はい、お客さん、手なら5000円ね、まだ行かないの、早く行ってよ、もー、延長料金とるわよ、あ、顔にかけないで私女優だから・・・・・。はい、毎度ありがとうございました。早く出てってよ、もう閉店なんだから・・・・(ーー゛)

　やはりJapanの稲吉さんは天才だなあと思う。年とったといえどもセックスの天才。以前この欄でＡＶ男優の加藤鷹をほめたけど稲吉さんもセックスの達人だ。町田はお恥ずかしいことにｊａｐａｎピクチャーズ社長の稲吉さんとゴーグルマンとＢＡＤＭＡＮが同一人物だと言うことに最近まで実はぜんぜん気付きもしなかったのだけど（だってマッチョ感がコート時代と今でぜんぜん違うんだもん）改めてコート作品が彼の力でもってたのを痛感する。タチのセックスのうまい下手の最大の条件は包容力と余裕とＳ気質だ。多分ｊａｐａｎは撮影までにある程度モデルとの信頼関係を築いてから撮影にはいる。それがきちんとモデルの表情に表れてる。更に推測だがギャラ以上にモデルに対するケアがかなりしっかりしている。この人の頼みならＡＶに出てもいいかもと思わせるような懐の深さがきっとあるんでしょう。野球選手のスカウトみたい。使い捨てにせずモデルをきちんと尊重している。だから豊富な体育会人脈が出来る。人柄でセックスするわけじゃないけど、そういう余裕が稲吉さんのセックスには表れている。ノンケモデルたちは多分ノーギャラでも彼に抱かれてもいいと思ってるんじゃないか。（私は思ったよ。ファインピンクにバッドマンが出てくれないかと思ってました。町田はタチだが泡踊りをぜひ体験したかった（笑）

　きちんと築いた信頼感があるから、次に何が起こるかわからないワクワク感（或いは恐怖感。恐怖はエクスタシーの親戚よ）、男にやられているという羞恥、そして未知の最大限の快感を楽しめる。表情が生きる。男にやられるなんて恥ずかしい、でも気持ちいい、女よりずっといい、痛い、でも、もっと、もっと、あ、そこは、あ、でも、指が、あ、やめて、でも、あーーーーー、もっと突いて!!!。そして名作が生まれる。

　エクスタシーは忘我と訳す。ネコ二人が監督に遠慮しいしい尻向けてるようなちんけなセックスでどうしてギャラリーが抜ける?我を忘れさせられないセックスは排泄と同じ。見るに値しない。私はコートとＪＡＰＡＮの独立のいきさつを知らない。ただ、ここに来てコートの拡大路線と作品の質的な低下は急速な合理化から来てるんじゃないのかなと推察する。それで稲吉さんがぶつかったんじゃないの?との勝手な推量。でも、コートの発売点数や販売拠点の急増から撮影期間の短縮やギャラの切り下げ、モデルの商品扱い的使い捨てがあったとしか思われないのよ（さもなくば作品のよしあしもわからないコートの社員はみんな無能なのか、あまり自由に楽しく作品を撮れない社風があるか、どっちかだな。）つまらんことこの上ない。

　近作コートで私が今もお世話になってるのは男根挿祭の2くらいである。メインもさることながらタチ役のぶっきらぼうのメインもセックスに手馴れていてエロい。彼をとはいわないけれど、ある程度余裕と貫禄とテクニックのあるタチを早急に確保してほしい。（台湾人の彼を使うのは社員だからギャラいらずなんでしょうけど終わってるよ、あれじゃ。今後もあの調子ならまた酷評しちゃる。代わりにバリたち淫乱社員を雇いなさい）今のコート作品は最高の素材を使って最低の料理を作る「愛のエプロン」のインリンオブジョイトイの手料理のようだ。このままだと実に食えたもんじゃない。大概何度もいってることだけどほんとに猛省してほしい。（ちなみに私は別にＪＡＰＡＮのまわしものではない（^_^;）