マチダタイムス別館

　さてとだ。
　間に本館に反原発でもなぞ入れたら、またキーボード叩くのが億劫になって2週間ぶりに続きを書きます。
　せっかくなので時事ネタを少し呟いときますと、橋下の不倫騒動が暴露されて、大した打撃にならないだろうと思いながら、ざまーみろと思います。ネットの口コミを見ると、英雄色を好むとか、この女最悪とか、擁護的な意見が目立ちますが、これがいいならブッテブッテ姫だって別にいいだろ、と思うし、「知事になる前の茶髪の若造の・・・」と言い訳するのが見苦しい。というか、過去の自分を反省するくらいなら（というか反省はしてないよね、ふりしてるだけで）、なんで過去の自分と似た言動をしている人たちを糾弾するのだろう。
　私は不倫でもフリーセックスでもやりたきゃやれば？という考えなので、政治家が不倫してはいけないとは全く思わない。不倫は文化と言った人のほうが潔いと思うくらい。でも、政治家になった途端、決別するような「やんちゃな過去」ならするなよと思うし、そうじゃないなら堂々としてろよと思う。要は芯が通ってないから世間の価値観にフラフラ振り回されるのだ。自分の過去の姿を思い出して、若者はディスコで夜通し踊りたいだろうし、風俗遊びや刺青もしたいだろうし、酒呑んだり、上司の愚痴を言ったりするのって当たり前だよなと言うのを思い出しやがれと思う。その辺の腹黒さが最低です。金玉も、肝っ玉も小さい、つまんねえ男。

で、ランキングの話に戻りますが、はい復習。2011年、町田の選ぶゲイビベスト10！
MUSCLE巡恋BEACH（プリズム）
夏恋シンドバッド2（BRAVO）
業界初！全員子持ちの若パパ大集合！（beast)

・コンドルを追いかけて（ARTMEN SPORTS)
・OTK48～男の生掘り48手～BLACK&WHITE(ゲームス)
・BLACK HOLE５ 糞野郎（アクシード）
・PRISONER DAISUKE(コート）
・男の絶頂エクスタシー１，２（プリズム）
・体育会魂（beast)
・航 -KOH-（EROS)

で、日本の落日と関係があるのかないのか、ひたすら小粒になる日本のゲイビ事情です。
参考にしていた、Z1000Tゲイビログも今年になって以前のような詳細なプレビューが少なくなった。でも、その気持ちもわかる。
　大多数のゲイビがフォーマットにひねりがないからつまらない。ノンケのスポメンにスタッフが手を出してイカせる。或いはホテルのベッドで普通に男と男がセックスする。モデルの顔にモザイクかけたらどの作品かわかんなくなるようなのばっかり。顔パーツのオプションに1万円の正価が妥当なのか？と思ってしまう。作り手がこれで満足してるのだからどうしようもないと思う。私はモデルの顔やキャラクター以外の＋αを見たいんだよ。それこそ作り手の企画力や構成力。面白いものを作ろうという気概。だから乱交やぶっかけ、コスプレやフェチ、スカトロものに面白いものを探してしまう。

　まずいわゆる「フォーマットもの」から選んだのが、ビーストの業界初！全員子持ちの若パパ大集合！と体育会魂の2点。

[More・・・]

　いつものビーストなんですけど、全員子持ちの若パパは上手いと思った。前からPGのオトナの時間で子持ちだったり、イケメン既婚者だったりはもちろんいたんだけど敢えてそこを強調して奥さんの写メ見たり、子どものこと話させたりするのが、食べてはいけない果実を食べてる感が強調されて萌えたただ、漫然と剥いてしゃぶるよりは何かそういう物語があったほうがアピールするものがある。
　
　同じような理由かもしれないけれど、あっさりパンツを下してアナルでもフェラでもOKの安い男に魅力を感じなくなってきている。私は決してノンケ専と言うことはないのだけど、数万の金でホモの前でパンツ下してにこにこ愛想ふりまいてる男よりは、本当は手が届かないようなガタイで、面構えで、でも、請われて口説かれてセクシーショットを出しちゃったような超イケメン、酔って、騙されてビデオ出演しちゃったノンケ芋体育会くらいにぐっとくるのだ。初登場マップメイト系着エロ『コンドルを追いかけて』はぼかしもなく脱ぎこそ甘いが、それでも、ノンケがセクシーなアンダーで勃起を見せつける様に、もっともっと欲しいような気持を煽られてしまうのだ。まあ、ピーターフィーバーの人気衰えないのと同じと言えば同じ。主演の笠井君がビーストあたりでバコバコ掘られたらうれしいけどすぐ見飽きちゃうんだろうなと思う。

　フォーマットもの以外でまあ、がんばってる、まともなものを作るメーカーは2，3に限られるんじゃないだろうか。
その中でアクシードががんばってるのは本当に異例。オールスター感謝祭2012、俺たち妄想族、女装っ子クラブ、幕末男色恋物語など、半数は企画もので、まあ、マニアにしか受けないものでも安きに流れるよりよほどいい。中でも、ほぼ作り手がないと言っていい、イケメンスカトロに挑戦。マニア以外はダメかもしれないけど、その心意気絶対買うべきだと思う。一方BRAVOはひところの勢いがなく、フォーマットものに流れる傾向が強い。それでも撮影が丁寧なこと、私好みのレザー系コスプレをたまに使ってくれること、もう少しメンツをどうにかしろよと言う不細工集団とはいえブラボー隊というチームを作って輪姦撮影を継続していることなど、まだ、ましなのかなあと思います。ランクインの夏恋２はメイン　ソウタくんのかわいさに胸キュンしました。ホモらしいので、絶対いつかヤってやる！と妄想(笑)

　最後にゲームスと航くんについて軽めに書く。
航君は、私的には賞味期限が切れたわ。先日のアゲハで1000円札咥えて列を為して彼とのスキンシップを待つオカマを見てたら萎えた(゜_゜)友達は「銭ゲバみたい」と言ってましたが、私は、あら、観光資源！って思いました。彼に金を払いたいオカマが海外から来てる。キスしてもらった白人さんの目がキラキラしてました。まあ、彼がサービス精神に富んで悪意がないのはわかるが、そこまでのプロ臭は正直さがる。なのに、3年たってまだ彼頼みってのはほんと情けないメーカーども。やる気あるのか？
　そんな中で、男の絶頂エクスタシーを入れたのは多少彼のあとを追うようなタチモデル　ツヨシくんに敬意を表して。ただし、イケメンだが惜しいことにちょっとサブングルのかっちかちの加藤が入っている。股間もカッチカチだし、近作男の絆では航のアナルを掘りこそしないが責めるという新展開にちょっと萌え。でも、まだまだゲイアダルトビデオ専業と言うわけにはいかないのがこの国のゲイビ事情だと思います。

　2011年のゲームスはいいとこなしでした。というか、ゲームスファンの人はもちろん知ってることだけれど、2011年初旬のある日、すべてのゲームス作品が廃盤になりました。報道に出なかったので、真相は知りませんが、ひとつはモデルのアウティングがあったこと、そしてもう一つは摘発か取締りを受けたらしいこと。（これも橋下の影響じゃないかなどと勘ぐっています。）その境界にあたる作品が「OTK48」でした。本来なら黙殺するところですが、再販版が出たのでこの作品を2011年のゲームスナンバー1としたいです。
　これはさし替わったモデルがどうこうと言うわけではなくて、そう言う問題が起きた時にきちんと対応したことをビデオメーカーの責任として評価したいです。作品としてはややぶつ切り感があって見にくいのですけど、でも、この一件のあと、監督が変わったのか、愕然とするほど撮影もモデルのレベルも激落ちしました。前は絶対メインに持ってくるはずのない不細工なモデルや使い古されたモデルをメインにし、撮り方も単調、攻めも中途半端と言う作品が続きました。それは今年になってましになってきたとはいえ、今も続いています。私としてはゲームスの復活を待ち望んでます。エールを送る意味で、ゲームスにしたら蒸し返されていいのか悪いのか微妙な話ですけど、中位にカウントしておきます。がんばってください。

以上、大変遅くなったことを改めてお詫びします。来年はせめてGWにはと思うけど・・・
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